スマイルゼミとZ会を徹底比較

勉強する子は真面目にコツコツ取り組んでいる昨今。勉強量の差による学力の差は簡単に開いてしまいます。

学校の授業だけで『学力は充分』といえないと感じているご家庭もあるのではないでしょうか。

進路や学歴を重視するなら、多くの場合で家庭学習や塾といった学校外での勉強は大切です。

学校外での勉強の選択肢として、長年サービスを展開してきて知名度が高いところといえば『スマイルゼミ』と『Z会』です。

オンライン家庭教師おすすめ13選

それぞれ幼児から大学受験まで、学年や目的に合ったコース選択ができます。

今は時代の変化で家庭学習でもタブレットで取り組めるようになっていています。タブレットがあると音声や映像での理解が捗りやすく、現代の学校教育にもフィットしています。

今回はスマイルゼミとZ会を徹底的に比較していきます。通信教材選びの参考にしてくださいね！

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スマイルゼミとZ会を『教材』『料金』『サポート』など総合的に比較

スマイルゼミとZ会はどちらも実績があり、幼児～高校生まで（大学受験まで）コース選択肢がある通信教材なので、『安心感』『信頼感』という点では引き分けといっていいでしょう。

しかしこの2つの通信教材には、大きくわけたときに目立つ違いがあります。

それは特にスマイルゼミだと、教科書に沿った基礎学習により力を入れている傾向があることです。

それに対し、Ｚ会は教科書に沿った基礎学習ももちろん進めていきますが、より応用や発展的な内容の複雑な問題が豊富です。

つまり、同じくらいの教材量で基礎に徹底して取り組みたいならスマイルゼミに注目するといいでしょう。

基礎だけでなく、より難易度が高い学習や偏差値の高い難関校への受験を視野に入れているならＺ会のほうが相性が良いと感じやすいでしょう。

それぞれの特徴を簡単に比較してみると、以下のような違いがあります。

スマイルゼミはタブレットのみなので、収納不足などが理由でご家庭に物を増やしたくない場合にはありがたいでしょう。

お子様の勉強机周りを整理しやすいです。

昔は通信教材といえばテキストや付録がたくさん届いて置き場所に困るご家庭もあったものですが、今は『シンプルさ』『物が少ないけどしっかり教材』という選択肢があるのです。

とはいえ、『本を読むなら紙の書籍』『電子よりも紙』という好みがある人もいるでしょう。

その場合でもＺ会なら紙教材を選べるのでぴったりです！

タブレット学習については日本の学校教育でも導入されているため、お子様にとって利用ハードルは低く、使いこなせるとこのIT社会では何かと便利です。

しかしヨーロッパのとある国では、『紙教材のほうが子どもの記憶に定着しやすいというデータ』も出ていて、紙教材に戻す動きを始めている教育機関もあるようです。

『タブレットか紙教材か』というところも、スマイルゼミとＺ会のどちらかを選ぶための基準になりそうです。

出典:スマイルゼミ出典:未来の教室Z会

スマイルゼミとZ会について、以下でさらに詳しく比較していきましょう。

以下の項目の中で気になるものがあれば、クリック（タップ）していただければ該当位置まで自動でスクロールします。

• スマイルゼミとZ会の料金比較！高校生コースの金額は大幅に差があり
• スマイルゼミとZ会のキャンペーン比較！
• 質問サポートなど体制が充実しているのはZ会
• 『幼児コース』『小学生コース』『中学生コース』『高校生コース』をまとめて比較
• タブレット比較ではスマイルゼミのほうが有利！
• 申し込みのしやすさはどちらも同じ
• スマイルゼミとZ会の解約手順と手間を比較

スマイルゼミとZ会の料金比較！高校生コースの金額は大幅に差があり

スマイルゼミとZ会は、料金がまったく同じというわけではありません。

とはいえ極端に離れているわけではありません。スマイルゼミとZ会の料金の差額だけを理由に選ぶのは難しいかもしれません。

Ｚ会は12ヶ月一括支払いをすると、月額換算したときに料金が下がるシステムです。

そのため、上記はZ会で最もお得である12ヶ月一括支払いをした場合の月換算の料金です。例えば幼児コースは月額2,975円～ですが、これも12ヶ月一括払いでの月額換算した料金です。

一括ではなく毎月払いした場合は、2,975円ではなく3,500円になります。

料金重視なら、Ｚ会の場合は12ヶ月一括払いを優先して検討するといいでしょう。

なお、Ｚ会は通常39,600円のタブレットが、12カ月一括払いで受講した場合に無料で提供されます。タブレットの金額が大きいので、12ヶ月一括払いのお得度は高いです。

入会金はスマイルゼミもＺ会もどちらも無料です。

スマイルゼミについてはキャンペーン期間を除きタブレットが有料で10,978円必要です。ただし、最初に一括で支払わないで月々980円×12回払いという清算もできます。

スマイルゼミとZ会のキャンペーン比較！

スマイルゼミもZ会もどちらも常にキャンペーンを実施しています。

どちらも新規入会をすることで様々なプレゼントがもらえます。

プレゼントの内容は、お子様の年齢（学年）に合わせてお子様が喜び、勉強に役立つものです。そこに特化しているからこそモチベーションアップにも期待できます。

ちなみにプレゼント系の充実度を比較するなら、スマイルゼミのほうがオールシーズン強い傾向があります。

『欲しいものかどうか』と『タイミング』によって個人にとっての良い悪いは変わってくるものですが、プレゼント量の豊富さは、スマイルゼミが有利です。

ただし！Z会はAmazonギフトカードなどの保護者にとって嬉しい特典を提供しているときもあります（※タイミングによりない場合もあります）

つまり好み次第で軍配はとことん変わりそうです。

キャンペーンやプレゼント重視の場合は、スマイルゼミとＺ会のそれぞれの公式サイトで最新の情報を確認してからどちらに入会するか決定するといいでしょう。

質問サポートなど体制が充実しているのはZ会

気になる質問サポート（教材についてわからない内容についての質問と回答）の体制が充実しているのはZ会です。

Z会の添削サポートはAIではなく教育分野のプロが関わっていて、採用条件がしっかりしています。質問をすれば丁寧に回答をくれるのと、保護者様向けの学習計画のサポートも提供されています。

スマイルゼミも質問をすれば回答はしっかり提供してくれますが、AIサポートに力を入れているため『通信の向こうにいるのが人間であること』にこだわりたいならZ会のほうが有利でしょう。

スマイルゼミでは、『Coachez』というチャットサポート形式のAIに、教材のタブレットで接続することができます。

このCoachezを起動して話しかけると、問題の考え方を教えてくれて一緒に問題を解いてくれます。

人間だから良い、AIだから良いというわけではありません。

お子様の性格によってはAIサポートでも人間によるサポートでも、どちらでも影響がないという場合もあるでしょう。

しかし好みや相性が明確なら、これは決め手となるポイントの1つだといえそうです。

『幼児コース』『小学生コース』『中学生コース』『高校生コース』をまとめて比較

スマイルゼミとZ会について、おおまかに『幼児コース』『小学生コース』『中学生コース』『高校生コース』にわけて特徴を比較していきましょう。

こちらの表を見ればわかる通り、学校の教科書で学ぶ基礎重視ならスマイルゼミ、応用問題や発展問題に取り組みたかったり難関校を受験したりする予定ならZ会のほうが向きます。

スマイルゼミは標準クラスト発展クラスから好きなほうの教材を選べるので、発展クラスを選べば標準の中学受験にも対応できます。

しかし難関中学を目指す場合はZ会がカバーしている中学受験コースのほうが有利です。

実際、Z会を利用していたお子様で、筑波大学附属駒場中学校や開成中学校や桜蔭中学校に合格した実績もあります。

タブレット比較ではスマイルゼミのほうが有利！

『スマイルゼミは基礎的な内容中心』『Z会は応用問題も充実』と表現されると何となく後者のほうが教材の密度が高いような印象に捉えてしまう保護者様もいるのではないでしょうか。

しかし教科書で指導している基礎的な内容は全ての土台になります。基礎の理解ができていなければその後応用問題に取り組もうとしても回答できません。

教科書で指導している基礎的な内容を理解していないお子様は問題を丸暗記することでテスト時の問題に覚えた式を当てはめて答えを出せてしまうことがあります。

それでも答案に〇はつけてもらえますが、それで勉強ができるのかというと違います。

基礎を理解しているかどうか気付きづらいお子様もいるので、基礎的な内容をより多方面から解説して理解させてくれるスマイルゼミの教材は質が高いです。

スマイルゼミもZ会も、内容が高品質であることは実績からもわかるので、お子様に合っているものを選んで申し込むことが大切です。

申し込みのしやすさはどちらも同じ

申し込みのしやすさについては、スマイルゼミもZ会も同じくらい簡単です。

公式サイト上からWEBで申し込みを完結することができます。

名前や住所やお子様の学年といった必須項目を入力して送信する流れになります。

なお、スマイルゼミもZ会も、どちらも申し込み後にオンライン上のマイページに登録する必要があります。

スマイルゼミとZ会の解約手順と手間を比較

スマイルゼミの解約は電話で0120-965-727宛に連絡して行います。

Z会の解約はマイページにログインして行うことができます。『契約内容変更』という項目から楽々手続きできます。

解約にかかる手間でいえば、電話が不要でスマホがあればサクッと対応できるZ会に軍配が上がるといえるでしょう。

なお、スマイルゼミに電話して解約意思を伝えた場合でも引き止めなどはないのでご安心ください。

スマイルゼミとZ会の学年別指導内容と教材を解説

スマイルゼミとZ会は同じ通信教材ですが、それぞれの特徴には違いがあることがわかりました。

続いては、スマイルゼミとZ会の指導内容と教材にフォーカスして確認していきましょう。

• 幼児コースの特徴を解説！どちらも勉強に楽しく取り組める
• スマイルゼミとZ会の小学生コースの特徴は基礎から発展問題まで対応
• スマイルゼミとZ会の中学コースは志望校のレベルによって選ぶといい
• スマイルゼミとZ会の高校コースは難関校志望ならZ会に注目

幼児コースの特徴を解説！どちらも勉強に楽しく取り組める

スマイルゼミの幼児コースは、専用タブレットで行います。『はなせる絵本』など音声が出る教材が充実しています。小学校受験に対応した指導内容も選択できます。

それに対しZ会は、絵本型教材やワークブックといった紙教材での学習となります。

好奇心を育てる指導内容を重視していて、保護者様と一緒に取り組む内容も多いです。そのため、遊びながら学ばせたい、経験させたい、体験させたいという希望があるならＺ会が重宝します。

小学生以降になるとスマイルゼミは基礎に強い、Ｚ会は応用や発展問題や受験に強い傾向にわかれますが、幼児コースの時点ではスマイルゼミのほうが『勉強』というイメージが強い内容です。

座学より、経験と体験重視ならＺ会がいいでしょう。しかし今の保護者様は共働きで忙しい場合も多いです。

じっくりお子様と一緒に体験する余裕がない場合は、お子様に1人で集中してもらえるスマイルゼミのほうが楽だと感じる可能性が高いです。

スマイルゼミとZ会の小学生コースの特徴は基礎から発展問題まで対応

スマイルゼミでもＺ会でも、どちらも基礎だけでなく応用問題も学べます。

ただし、スマイルゼミは基礎的な内容をしっかり行う教材で、Ｚ会はお子様の好みや目指す進路によっては応用問題をたくさんこなす学習を実現できる教材です。

そのためスマイルゼミとＺ会のどちらが適しているかはお子様の個性次第となります。

中学校受験で難関校といわれるところを志望するのであれば、Ｚ会がおすすめです。

Ｚ会では中学受験コースというものを取り扱っています。

その名の通り中学受験を希望するお子様向けのコースで、難関校といわれるところの受験もカバーしています。

保護者様が共働きなどで夜に出歩かせることができないなどの事情があって塾に通えないお子様でも、Ｚ会の中学受験コースを利用すれば自宅にいながら難関校に向けた受験勉強ができます。

しかもＺ会の中学受験コースは小学3年生から開始できるのもポイントです。

難関校を志望するお子様は多くの場合で高学年になるよりも前に中学受験を意識した勉強を始めています。

Ｚ会を利用する場合でも小学3年生の段階からそこに向けて取り組んでいけるので、難関校の受験を目指していて通信教材を探しているならＺ会は必見でしょう。

なお、スマイルゼミだと中学受験に不向きというわけではありません。

スマイルゼミには、標準クラスと発展クラスという選択肢があり、中学受験を希望するなら発展クラスを選択することで受験に向けた意識で勉強することができます。

ただし、スマイルゼミの場合は発展クラスでも難関校の受験を希望するなら塾か家庭教師を併用したほうが安心です。

スマイルゼミの場合は基礎に力を入れた教材内容ということもあり、『難関校の受験』というピンポイントで捉えると、Ｚ会のほうが有利になります。

スマイルゼミとZ会の中学コースは志望校のレベルによって選ぶといい

高校受験をするのが一般的な社会だからこそ、スマイルゼミでもＺ会でも、中学生コースは高校受験を意識した教材を取り扱っています。

ここでも基本的にスマイルゼミは基礎的な内容を徹底的に理解して定着するような教材づくりを得意としています。

ただし、高校受験するのが一般的な社会だからこそ、スマイルゼミも高校受験対策にはこだわりを持っています。

中学生コースからは、難関公立・国私立対策という指導内容の選択肢があります。3年生の夏までに
中学3年間の学習を先取りで履修するほか、模擬テストで実力診断もできます。

中学生コースでも、Coachezというチャットサポート形式のAIが学習をサポートしてくれます。こちらは音声で呼びかければいいので、簡単で便利です。

スマイルゼミでは中学生コースの約2週間のお試しプランがあります。いわゆるトライアルプランです。

スマイルゼミかＺ会で迷っている中学生のお子様がいる保護者様は、約2週間のお試しプランを活用して体験した印象で決断してみるのはいかがでしょうか。

ちなみにＺ会については、受験勉強を希望するお子様への教材作りに力を入れているので、中学受験に引き続き高校受験についても難関校を目指すお子様が選びやすくなっています。

特に映像授業の配信にも力を入れていて、映像と音で理解を助けてくれます。

高校入試対策カリキュラム（高校受験コース）と、大学入試を意識した教材と指導（中高一貫コース）と、選択肢が細分化されているのがＺ会の良さの1つです。

Ｚ会では、学習のサポートや教材としての補助的なサポートを行うのはAIですが、添削はプロの添削者が行います。

AIの良さと人間の良さの両方を活かした教材が、どんどん応用問題に取り組んで難関校に合格を目指したいお子様を後押しします。

スマイルゼミとZ会の高校コースは難関校志望ならZ会に注目

スマイルゼミもＺ会もどちらも大学受験を希望する高校生のお子様が安心して利用できる通信教材です。

スマイルゼミはもともとタブレット学習のみですが、Ｚ会は紙教材も選択できます。

とはいえ、難関大学を受験したいのであれば高校生コースからはタブレットでの受講を優先して検討するといいでしょう。

映像授業などのコンテンツの利用がしやすいからです。

スマイルゼミでは、今の理解度と志望校との『差』を埋める個別カリキュラムを自動で作成してくれます。

全教科分、これまでの学習データを元にプランが作られるため、苦手克服という点ではとても魅力的です。

ただし高校3年生で初めてスマイルゼミに申し込む場合は、その点をメリットだとは感じづらい可能性があります。

大学受験において、特に難関大学を志望しているお子様の場合はＺ会のほうが取り組みやすい可能性があります。

ここまででも触れている通り、もともとＺ会は応用問題や発展問題に力を入れている通信教材なので、高校生コースでもその方向性は変わりません。

高校1年生と高校2年生については、『スタンダード講座』と『東大京大講座』という2つのコースから選択できます。

スタンダード講座はその名の通りスタンダードな内容です。

そのうえで添削問題の難易度を選択できるので、学力に合わせてもっとレベルアップをしたいならそれを実現でき、基礎を重点的にやりたいならその希望通りに取り組めます。

東大京大講座については最初からハイレベルな学習内容で、早い段階から毎月の入試対策を始めます。東大京大の専用演習教材で現役合格をめざします。

そしてＺ会は、高校３年生からは志望大別講座というシステムになります。

難関大学に合格したＺ会利用者の実績には注目したいところです。

東京大学1,063人、早慶上理計5,167人、京都大学808人、GMARCH計4,669人、医学部医学科計833人、関関同立計2,708人、旧帝大+東工大・一橋大計3,594人と、Ｚ会の公式サイト上で発表されています。

難関大学を受験するなら塾というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

確かに塾も素晴らしいですが、今はタブレットで映像授業を配信できたり、わからない問題はむしろAIが時間を割いて丁寧に解説してくれたりするので、お家にいながら同じ水準での学習は可能です。

塾にいけない理由がある場合でも、今の便利な通信教材によって同じ水準の学習をやる気次第でしっかりこなしていけます。

どちらも教材は充実！子どもの個性と希望に合わせて選ぶ

スマイルゼミもＺ会も、どちらも教材は充実しています。

つまりどちらも素晴らしい通信教材なので、安心感や信頼感を重視する場合にはどちらでも問題ありません。

それぞれの通信教材は方向性や傾向に多少違いがあるので、そこが好みや希望に合っているほうを選ぶことで継続しやすくなります。

• 難関校志望者から指示されているZ会
• スマイルゼミは基礎を中心にきちんと身に着けたい子ども向き

続いては、スマイルゼミとＺ会のそれぞれの特徴を振り返り、どういうお子様と相性が良いかも確認していきましょう。

難関校志望者から指示されているZ会

ここまででも何度も触れている通り、中・高・大のいずれにしても受験で難関校を志望しているならＺ会が向きます。

難関校合格実績も多く、難関校に向けたコースが充実しています。

料金についてはコースにもよりますが、全体的にはスマイルゼミよりは高いです。とはいえ極端に金額が離れているわけではないので、許容範囲の差と感じる保護者様も多いのではないでしょうか。

また、Ｚ会はタブレットか紙教材か選ぶことができ、途中で変更することも可能です。

万が一解約したくなった場合でも、マイページから楽々WEBのみで解約できるので、面倒くさくありません。

そんなＺ会のデメリットはタブレットを利用する場合、12ヶ月一括支払いでないとタブレット料金の負担が大きいことでしょうか。

通信教材は基本的に継続が前提になるので、12ヶ月の継続はしやすいでしょう。しかし12ヶ月縛りは重いと感じる保護者様もいることでしょう。

料金を安くしたいと思ったら、12ヶ月一括支払いが選択肢になるのがＺ会です。毎月支払う契約にしたい場合は多少料金が上がることを受け入れなければいけません。

そんなＺ会ですが、基礎的な内容を重点的にやりたいお子様より難しい問題に挑戦したいお子様のほうが向いているといえるでしょう。

スマイルゼミは基礎を中心にきちんと身に着けたい子ども向き

スマイルゼミは全体的な方向性として、教科書で学ぶ基礎的な内容をきちんと身に着けたいお子様向きの通信教材です。

特に幼児コースや小学生コースでは、自発的に勉強する意識を育てたり勉強を好きになったりする工夫がされています。

別の表現をすると、『勉強嫌いな子』や『勉強に苦手意識がある子』でも継続できる教材作りがされています。

基礎は応用の土台になるので、基礎をしっかり理解してほしいならスマイルゼミはとても便利です。

なお、家庭での学習にはスマイルゼミを活用して、塾を併用するというやり方もできます。

スマイルゼミも受験対策のコースは用意されていますが、難関校を志望する場合にスマイルゼミだけでは充分といえません。

スマイルゼミは、中学生コースと高校生コースについては約2週間無料で体験することができます。迷う場合はまず体験してから決めるのもいいでしょう。

スマイルゼミはプレゼント系の充実やキャンペーンの内容といった点で有利さがあり、モチベーション維持にも役立ちそうです。

どちらにするか迷うときはチェックリストで見極める！

スマイルゼミもZ会もそれぞれに魅力があります。

ここまで特徴を色々比較してきましたが、それでもまだ迷ってしまうというご家庭は以下のチェックリストをご確認ください。

それぞれの項目でどちらが適しているか判断し、その結果多いほうに申し込めば満足度の高さに期待できるでしょう。

タブレットと紙教材のどちらで学習をしたいか？（紙がいいならＺ会一択）
学習レベルとして求めるものは？（スマイルゼミは基礎に強くＺ会は応用に強い）
学習サポートにより納得できるのは？
料金に問題はないか？
キャンペーンの充実を優先するかこだわらないか（キャンペーン内容はスマイルゼミのほうが有利）
退会の手間に納得しているか（スマイルゼミは電話必須、Ｚ会はWEBのみでOK）
無料体験はあるか？（スマイルゼミの中学生・高校生コースは2週間無料で体験できる）
資料請求を行ったか？

キャンペーンについては、現時点ではスマイルゼミだとプレゼント系が多く、時々ギフトカード的なものの配布も行っています。

Z会についてもAmazonギフトカードの配布をしていることがありますが、基本的にはキャンペーンの度合いはスマイルゼミのほうが有利です。

キャンペーンを重視したい場合は、スマイルゼミとZ会それぞれの公式サイト上で最新の情報をご確認ください。

申し込みでお得度が高いのは冬から春の時期

日本の学校の進級時期はほとんどの場合で4月なので、進級に向けた準備を意識しやすい冬～直前の3月、そして実際に進級する4月に申し込み件数が増える傾向があります。

卒業によって加入者数が減ってしまう時期でもあり、教育関連会社にとっては今いかに新しい受講者を増やすかどうかが大切になります。

だからこそ、キャンペーンが充実するのです！

冬～春にかけての期間は、スマイルゼミでもZ会でも新規申し込みのお得度が高いです。

キャンペーンの内容は時期により変動します。

そのため、あくまでも一例を挙げます。

先程、プレゼント系が充実していると触れたスマイルゼミでは、現在新規申し込みでポケモンタブレットカバーをプレゼントしています。

そのほかにも、小学校低学年向けには『キミとアイドルプリキュア♪』『仮面ライダーガヴ』のスマイルゼミオリジナルお名前シールなどもプレゼントしています。

ちなみに中学生になるとAmazonギフトカードなどに変えられるデジタルギフト1,000円分が、新規の申し込みでもらえます。

Z会によっては時期によってAmazonギフトカードが提供されていることがありますが、プレゼントという視点ではスマイルゼミより不利です。

その代わり例えば中学生なら、『トップをめざす中学生の勉強法』といった雑誌がもらえます。

これは教材とは別で、『勉強のやり方（スケジュール管理のやり方など）』を解説してくれていたり、受験に成功した先輩たちの体験談が掲載されていたりします。

Z会の場合は物をあげるというより、学習に役立つ情報提供に力を入れている傾向があります。

これらは現時点でのキャンペーンであり、内容は時期によって変動します。しかしいつでも新規入会者向けのプレゼントやキャンペーンは提供されています。

申し込みを希望するタイミングで、最新の情報をそれぞれの公式サイトで確認するといいでしょう。

スマイルゼミとZ会についてよくある質問

今回の記事では、スマイルゼミとＺ会という、昔からサービス名をＣＭやチラシなどで耳にしたり目にしたりする機会が多い通信教材について比較しました。

どちらかお好みの通信教材なのか、見えてきましたでしょうか。

スマイルゼミもＺ会も長く続いているサービスなので、安心して利用できます。

あとは『お子様にどちらが適しているか』と『どちらのサポート体制やキャンペーンの内容に保護者様が惹かれる』などによって向いているのはどちらかは変わってくるでしょう。

料金についてはまったく同じとはいきませんでしたが、そこまで極端な差があるわけではありません。

そしてどちらも良質なサービスです。

それでは最後に！スマイルゼミとＺ会で迷っている保護者様から頻繁に寄せられる質問をＱ＆Ａ形式でご紹介します。

スマイルゼミ とＺ会を比較して中学生にはどちらがおすすめですか？

スマイルゼミとZ会はどちらも学習レベルに適したコースを選ぶことができます。そのうえで、基礎の学習理解に不安があったり基礎を中心に学んで授業の予習復習を行いたいならスマイルゼミのほうが使いやすいでしょう。Z会については中学の授業以上のハイレベルな内容を学びたいときにも強みがあり、サポート体制の充実から発展的な内容をより深く理解する役にも立ちます。

スマイルゼミＺ会を比較して高校生にはどちらがおすすめですか？

でしょう。

スマイルゼミとＺ会それぞれの幼児コースの強みを教えてください

幼児コースの教材の充実度で選ぶならスマイルゼミが向いています。また、スマイルゼミは年少さんになる前の段階で受講できるので、早めに知育教育を始めたいご家庭に適しています。それに対し、Z会は『考える力』を柔軟に育てる教材に力を入れています。教材費はZ会のほうが抑えられるので、料金重視の場合にもZ会はメリットを感じられやすいでしょう。

スマイルゼミとＺ会は併用したほうがいいですか？

併用はしなくても問題ありませんが、目的に合っているなら併用するのもありです。
スマイルゼミは基礎的な内容を徹底的に学んでいくのに役立つ学習教材ですが、Z会は基礎的な内容だけでなくより発展的な難易度の高い問題も多数提供しています。Z会の教材だと問題を難しいと感じてしまうケースもあり、基礎＋発展をバランスよく数をこなして取り組んでいきたいなら、スマイルゼミとZ会の併用は向いています。

Ｚ会とスマイルゼミならどちらを選ぶほうがいいですか？

教材内容で選ぶ、キャンペーン内容で選ぶ、料金で選ぶなどなど。基準となるポイントは様々あります。例えば教材内容で選びたい場合は、Z会のほうがより難易度の高い問題の取り扱い数も多いので、中学受験を目指している場合はZ会のほうが相性が良いと感じやすいでしょう。基礎を重点的に押さえたいなら、スマイルゼミは基礎内容がわかりやすく理解しやすいです。勉強が苦手だったり勉強をすることにハードルを感じていたりするお子様にもスマイルゼミは良いでしょう。

スマイルゼミとZ会の英語の特徴を教えてください

スマイルゼミの英語はタブレットで学習を進めていくので、発音などを手軽に確認しながら英語を学ぶことができます。YouTubeなど動画視聴を多くしていてタブレットに慣れている子どもには馴染みがあって取り組みやすい勉強法でしょう。そしてZ会の英語については、タブレットだけでなく紙教材（テキスト）の選択肢もあります。好きなほうを選べるため、紙教材のほうが勉強しやすいというお子様にはZ会が便利です。思考力や記述力を高める学習も取り入れています。また、Z会は他の教科と同じで英語教材についても難関校受験を目指すお子様向けの高度な学習内容にも対応しています。

塾とスマイルゼミやZ会は併用するとより効率はいいですか？

お子様の個性や家庭学習に充てられる時間にもよります。家庭学習時間がそれほど長くないのなら、塾か通信教材か、1つに絞って丁寧に取り組んだほうがいいでしょう。家庭学習に取れる時間が潤沢なようなら併用するのもありです。塾によっては宿題が出ます。学校でも宿題は出るので、塾＋通信教材＋各種宿題となるとお子様のスケジュールや性格によってはパンクしてしまう可能性があります。意欲的で時間も取れるお子様ならもちろん塾と通信教材を併用するのはありでしょう！