
学校で習う学習内容は、小学校から中学・高校へと上がっていくにつれて難易度も上がっていきます。そのため、学習内容が分かりやすい小学生のうちに勉強する習慣を身につけたいと考えている方も多いでしょう。
本記事では、小学生が勉強を習慣化するために必要なポイントや注意すべき点を詳しく解説します。また、ゲーム感覚で習得できる具体的な方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも小学生はどのくらい勉強しているのか?

平成26年度に文部科学省が発表したデータによると、全体の38%が学校外での勉強時間が1時間未満と回答しています。さらに、土曜日や日曜日など休日における勉強時間が1時間未満と回答した生徒は43.6%と、学校がある日よりも取り組みにくい結果が出ています。
つまり、普段の生活に取り入れる勉強時間は、1時間は確保することを目標にすべきです。しかし、これまで勉強する習慣が身についていない子どもに、長時間にわたる勉強を強いてしまうと逆効果になる可能性があるため、気をつけましょう。
小学生が勉強する習慣をつけるポイント
実際に小学生が勉強の習慣を身につけるための大事なポイントは、以下のとおりです。- ・「できた!」という達成感を大切にする
- ・無理のない範囲で勉強計画を立てる
- ・結果だけではなく頑張った過程も褒める
- ・毎日同じ時間に勉強をするように促す
- ・家族みんなで勉強をする時間を設ける
それでは、上記のポイントについて解説します。
「できた!」という達成感を大切にする
小学生に勉強を習慣化させるには、達成感を得られる工夫を取り入れると良いでしょう。とくに小学生の場合、中学生や高校生と比べると良い成績を取るための勉強よりも、勉強そのものを楽しいと感じさせることが習慣化への近道です。したがって、子どもに「できた!」という達成感を体験させて、勉強への意欲向上を図るように意識させましょう。
無理のない範囲で勉強計画を立てる
いきなり勉強させるのではなく、子どもと相談しながら無理のない範囲で計画を立ててから勉強させることをおすすめします。大きなメリットは、計画を事前に立てておけばその日のやるべきことが明確になりますので、子どもが勉強しやすくなる点です。また、計画を立てるときは、子どもの学力や普段の勉強量を考慮して無理のない内容にすることをおすすめします。ただし、中学受験などを控えている場合は、受験合格に向けた計画を立てなければなりません。
結果だけではなく頑張った過程も褒める
子どものモチベーションを維持するためには、「褒める」行為は必須です。しかし、「良い点数を取ったね!」など結果だけを見てしまうのは逆効果になりかねません。例えば、アメリカコロンビア大学での研究で良い成績を取ったことの「能力」を褒められた子どもと、勉強したことの「努力」を褒められた子どもでは、後者の方が成績アップしたというデータもあります。
したがって、勉強について褒めるときは、結果だけでなく頑張った過程もしっかりと褒めるようにしましょう。
毎日同じ時間に勉強をするように促す
勉強の習慣化を目的にするのであれば、できる限り同じ時間に勉強するように促すと効果的です。とくに決まった時間を設けない場合、子どもは「時間ができたら勉強しよう」と考えてしまうため、なかなか勉強を習慣化させることは難しくなります。勉強する時間を決めておけば、子どもとしても「今は勉強する時間」と割り切ることができ、取り組みやすくなるでしょう。ただし、勉強を嫌がっているときは強制せずに休ませ、無理に勉強させないようにしてください。
家族みんなで勉強をする時間を設ける
家族みんなで勉強するという時間を設けるのも、子どもが机を向かうきっかけを作れる良い手段です。自分一人だけテレビやゲームもせずに勉強している状況を作ってしまうと、「どうして自分だけ」と感じやすくなります。しかし、決まった時間になったら家族みんなで何かしらの勉強をすると決めておけば、「みんなも勉強しているから自分もしよう」という気持ちになりやすいです。
ちょっとしたゲーム感覚で小学生の勉強する習慣をつけるコツ

単に勉強させるだけでは、子ども自身もモチベーションが上がらず非効率な勉強になってしまうでしょう。そこで、ちょっとしたゲーム感覚で楽しみながら勉強を習慣化できる具体例を2つ紹介します。
スタンプカード活用のご褒美作戦
イメージは、夏休みなどに実施されているラジオ体操で配られるスタンプカードです。事前に立てた計画どおりに勉強できれば、スタンプを押してあげることで日々の努力が目に見えて分かる上に、ご褒美というモチベーションによって毎日勉強を頑張る目標が作れます。点数の結果でお小遣いアップ作戦
小学生のうちは自由に使えるお小遣いも少ないため、学校で実施されるテストなどの点数の結果によってお小遣いをアップさせる方法も良いでしょう。例えば、毎月お小遣いをあげているのであれば、100点を取るたびに100円アップなど子どもにも分かりやすいルールを設けるとモチベーションの向上にもつながるためおすすめです。
小学生の勉強習慣をつける際に注意すべき点

最後に小学生に勉強する習慣を身につける上で、注意しなければならない点を3つ紹介します。
口出しをしすぎない
普段から子どもの様子を見ている保護者は、良かれと思ってついつい口を出し過ぎてしまうこともあるでしょう。しかし、子どもにとっては外からいろいろ口出しされると、やる気がなくなってしまうことも多いです。したがって、勉強の計画を立てた後はできる限り子どものやり方を尊重して見守ってあげるようにしましょう。
気が散るものを子どもの傍に置かない
勉強をさせるにしても周辺にゲームやスマートフォン、漫画など気が散りやすいものがある場合は目に見えないところに片付けてから勉強させることをおすすめします。とくに小学生の場合、1つの物事に集中できる時間は「年齢プラス1分」とも言われているため、可能な限り子どもが集中できる環境に整えるのも大事なサポートです。
無理やり勉強をさせようとしない
「小学生が勉強する習慣をつけるポイント」の中でも解説しましたが、勉強を習慣化させることを優先して無理やり勉強させることは避けましょう。とくに小学生のうちは、勉強を強制させてしまうと勉強自体が嫌いになってしまい、勉強の習慣化どころか勉強そのものをやらなくなってしまう可能性もあります。したがって、勉強させるときは無理やりやらせるのではなく、自発的もしくは楽しみながら勉強できるような声かけをしましょう。
まとめ
小学生のうちから勉強を習慣化させることは、今後中学・高校へ進学するためにも非常に重要なことです。しかし、単に勉強させることだけを目的にしてしまうと、子ども自身のやる気を喪失させることにつながりかねません。そのため、子どもと一緒に勉強計画表を立てたり結果だけでなく頑張った過程も褒めたりすると、勉強に対する意欲を向上させられるでしょう。ただし、家庭だけですべて対応しようとすると、保護者の方への負担も大きくなります。
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さらに授業の中では、前回の授業におけるポイントをランダムに生徒へ質問し、間違えたり曖昧だったりしたときは「はい、立とう!!」を合い言葉に席を立つというゲーム的なルールも設けています。楽しみながら勉強させたいと考えている方は、ぜひ弊社の授業を体験してください。
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