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コラム

高校受験の内申点とは?計算方法、点数を上げるための方法を解説します


中学生になると、「内申書」や「内申点」といった言葉を耳にします。この内申書は、中学校での成績や学校生活全体の評価をまとめた書類で、高校受験における判断材料となる大切なものです。

また内申点も受験に大きく影響します。それならば、「どうやって良い内申点を出すの?」と気になるでしょう。

そこで今回は、内申点の計算方法と点数を上げるための5つの方法についてお伝えします。

高校受験の「内申点」とは?


中学校の成績や学校生活についてまとめた書類を「内申書」や「調査書」と言います。この内申書や調査書に、各教科の成績を点数化して記載されたものが「内申点」です。

内申点は、通知書の5段階の評定×9教科(45点満点)の数値で出されます。内申書は高校受験の合否を判断する重要な書類であり、定期テストの成績のほかにも、授業態度や出席日数などが含まれます。

内申点は、各学年の年度末(3月)の成績が記載されますが、受験年である中学3年生は、3学期制と2学期制で付け方が異なるため注意が必要です。3学期制では2学期まで、2学期制では後期の中間テストまでが記載されます。

中学3年生の内申点は年度末ではありません。入試直前に頑張ろうと思っても間に合わないので注意してください。

都道府県によって内申点の出し方は異なる

内申点ですが、実は都道府県によって出し方が異なります。例えば、埼玉県や千葉県は1〜3年生すべての学年が対象ですが、東京都は3年生の評定が対象です。自分の住んでいる地域が、どのように内申点を出しているか確認しておきましょう。

ここで注意したいのが、対象の学年だけ頑張れば良いという思い込みです。3年生が評価対象の都道府県でも、1・2年生から勉強を習慣づけましょう。なぜなら3年生になってから頑張ろうとしても、勉強が習慣になっていないと学習した内容が定着しづらい傾向にあるからです。

高校受験における内申点の計算方法

内申点はどのように計算されるのでしょうか。ここでは、東京都と神奈川県を例に、内申点の計算方法をご紹介します。

都立高校 での内申点の計算方法

東京都の内申点は、一般入試・推薦入試ともに3年生2学期の成績が対象です。一般入試では、【学力試験:内申点=7:3】の比率で、学力試験700点、内申点300点満点の合計1000点で計算されます。

主要5教科はそのままの点数ですが、実技4教科については2倍になります。

実際に、Aさんの成績をもとに内申点を計算してみましょう。

①主要5教科の評定
4(国語)+4(数字)+4(理科)+4(社会)+4(英語)=20点

②実技4教科の評定
4(音楽)+4(保健体育)+4(美術)+4(技術)×2=32点

20点(①)+32点(②)=52点が9教科の評定の合計点です。評定の満点は65点となり、内申点は300点満点だと計算します。

そうすると【300×52÷65=240点】となるため、Aさんの内申点は240点です。なお、小数点以下は切り捨てされます。

※2022年5月時点 引用元:東京都教育委員会

神奈川県立高校での内申点の計算方法

神奈川県の内申点 は、2・3年生が対象学年です。2・3年生の9教科を5段階評価して点数化しますが、ここでのポイントは、3年生の成績が2倍になる点です。

神奈川県の内申点の出し方は、以下のとおりです。

①2年生の評定・・・【5段階の評定×9教科=45点満点】
②3年生の評定・・・【5段階の評定×9教科×2=90点満点
③【①+②】=135点満点

なお、神奈川県の入試では、1回の学力検査をもとに2回に分けて選考が行われます。第1次選考で募集定員の90%が決まり、第2次選考で残りの10%が決まります。第1次選考では、内申書、学力検査、面接、特色検査(実施の場合)で合否が決まりますが、第2次選考では内申書が使われません。

ただし、選考比率や志望校によって異なるので、あらかじめ志望校の情報を調べておきましょう。

※2022年5月時点 引用元:神奈川県

内申点を上げるための6つの方法

内申点は高校入試の合否に関わるものです。志望校に合格するためには、内申点を上げる必要があります。

ここでは、内申書を上げる6つの方法をご紹介していきましょう。

  1. 定期試験(中間考査・期末考査)で高得点をとる
  2. 遅刻・欠席をしない
  3. 授業態度を良くする
  4. 課題を期日までに提出する
  5. 英検や漢検などで上位の級を取得する
  6. 勉強以外の活動にも精力的に取り組む

ひとつずつ見ていきます。

①定期試験(中間考査・期末考査)で高得点をとる

中間考査や期末考査など、定期テストで高得点をとることが大切です。定期テストは範囲が決められている上、授業で習った内容が出題されます。復習をしっかりしていなければ、授業内容が定着せずに点数も上がりにくくなります。

また、苦手な教科は先生や友人、塾の先生に質問して克服しましょう。苦手教科を克服すれば、得意教科へ力を注ぐことができ、教科に偏らず全体的な点数アップにつながるからです。

日頃の小テストや単元テストもおろそかにしてはいけません。評価の対象になることもあり、何より小テストで出た問題は定期テストに出題されやすいです。テスト前に慌てて勉強するのではなく、毎日勉強する習慣をつけて高得点をとっていきましょう。

②遅刻・欠席をしない

病気やけがなどの理由以外で、日頃から遅刻や欠席が多い人は、定期テストの点数が良くても内申書の評価が下がってしまう場合があります。睡眠不足で遅刻が多いならば、生活スタイルの見直しが必要です。

③授業態度を良くする

授業態度の評価基準は、主に「関心」「意欲」「態度」の観点から評価されます。授業態度は、テストの結果のように明確な基準がありませんが、授業中の私語や居眠り、ほかの生徒への迷惑行為などは評価を下げる態度といえるでしょう。積極的に発言したり、意欲的に取り組んだりしていたりすれば、内申点も上がるはずです。

④課題を期日までに提出する

授業態度にも関係しますが、宿題や提出物を期日までに出すことも大切です。ただし、友人のノートを丸写ししたり、白紙で出したりすれば、いくら期日を守っても評価が下がってしまいます。ノートの取り方も評価の材料とする場合があるので、内容も重視しながら期日を守りましょう。

⑤英検や漢検などで上位の級を取得する

英検や漢検は、学校によっては内申点の加点につながることがあります。なお、英検と漢検はそれぞれ3級以上が加点対象となることが多く、偏差値が高い学校であればあるほど、上位の級を評価に活用します。学校によって採用基準や評価対象の級は異なりますが、受験のモチベーションや語彙力アップにつながるため、取得しておくと良いでしょう。

⑥勉強以外の活動にも精力的に取り組む

テストの成績だけでなく、勉強以外の活動も評価対象になります。部活で実績を残せば、内申点にも影響しますでしょう。

なお、「部活動をやっていないと内申書に響く」と思われる人もいますが、「部活動をやっていない=内申点が下がる」わけではありません。例えば、生徒会や委員会活動、ボランティア活動や学校行事への参加などが評価対象です。生活態度を重視する学校であれば、勉強以外の活動も関わるので、積極的に取り組むのが理想です。

まとめ

内申点は高校受験に大きく関わるため、少しでも内申点を上げておくことが大切です。だからといって特別なことをする必要はなく、定期テストに向けて毎日勉強を続けたり、遅刻・欠席をしたりしないといった、基本を守っていれば、大きく評価を落とすことはありません。入試直前になって慌てても内申点はすでに出し終わっているため、日頃からコツコツと努力を積み重ねていきましょう。

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