
高校受験を目指すお子さんを持つ保護者の中には、「塾を掛け持ちした方が成績は伸びるのだろうか?」と迷う方も多いでしょう。
株式会社DeltaXが2025年に中高生の保護者200名を対象に行ったアンケート調査によると、塾の掛け持ちを検討後に実際に掛け持ちした中学生は33%に及びました。
併用によって各塾の良いところを取り入れようとする家庭も少なくありません。
しかし、むやみに掛け持ちすれば成績が上がるわけではなく、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。
そこで本記事では、塾の掛け持ちのメリット・デメリットや、成績を伸ばすためのポイントを解説します。
塾を掛け持ちするメリット

塾を掛け持ちするメリットは以下の通りです。
- 弱点補強がしやすい
- 教え方や教材の多様性に触れられる
- 競争意識や学習リズムを維持できる
- 講師との相性問題をカバーできる
それぞれのメリットについて、以下から解説します。
弱点補強がしやすい
塾を掛け持ちするメリットは、苦手科目をピンポイントで強化できる点です。
たとえば、一斉指導塾で主要科目全般の受験対策を進めながら、個別指導塾で英語や数学など苦手科目を集中的に学ぶ方法があります。
集団塾では網羅的な学習ができる一方で、どうしても一人ひとりの弱点を細かくフォローするのは難しい場合もあります。
そこで個別指導を併用することで、集団塾でついていけなかった部分を個別で補強するなど、苦手分野を重点的に克服する学習が可能になるわけです。
わからない部分をすぐ質問・解決できるため理解の定着がスムーズになり、効率的に学力向上を図れるのです。
教え方や教材の多様性に触れられる
塾によって授業スタイルや教材、指導方針は異なります。
掛け持ちするとさまざまな指導法や教材に触れ、幅広い視点から学習できるため理解が深まり、自分に合った学習方法も見つけやすくなります。
たとえば、一斉指導塾ではスピード感のある講義で受験知識を効率的に身につけ、個別指導では理解を深めるための復習を丁寧に行うといったような相乗効果が期待できます。
一方の塾でわからなかった内容が、もう一方の塾の先生の説明で「なるほど!」と腑に落ちるケースも多いもの。
複数の塾を経験すれば指導スタイルの違いを体感でき、結果的に自分に最適な勉強法や環境を発見できる可能性もあります。
競争意識や学習リズムを維持できる
複数の塾に通うと異なる環境から刺激を受け、学習へのモチベーションを維持しやすくなる効果もあります。
集団塾では周囲の生徒との競争が自然と生まれ、ライバルが増えることで「負けたくない」という気持ちが芽生え、学力向上への意欲が高まります。
一方で個別指導では自分のペースで進められるため、焦らず確実に理解を積み重ねることができます。
「競争」と「安定」という両方の環境を取り入れることで、学習リズムを崩さず継続しやすくなるのです。
異なる塾それぞれのペースに順応する中でメリハリが生まれ、勉強への緊張感や日々の習慣づけを保つことができるわけです。
講師との相性問題をカバーできる
どんなに評判の良い塾でも、先生との相性は学習意欲に影響します。
掛け持ちをしていれば、一方の塾で指導スタイルや講師との相性が合わなくてももう一方でフォローできるため、モチベーションを下げにくいというメリットがあります。
実際、塾の掛け持ちをすると子どもに合う指導方法や講師と出会える可能性が高まるともいわれます。
複数の講師から異なる視点やアドバイスを受けることで学びの幅も広がり、「この先生の説明はわかりやすい」「この先生のテスト対策は役立つ」と感じられる経験が増えるはず。
そうした成功体験の積み重ねはお子さんにとって財産となり、結果として成績アップにつながります。
塾を掛け持ちするデメリット

塾を掛け持ちするデメリットは以下の通りです。
- 子どもの負担が大きくなる
- 学習内容が重複する場合がある
- 費用が倍増する
- 自宅学習の時間を確保するのが難しくなる
以下から、それぞれについて詳しく解説します。
子どもの負担が大きくなる
掛け持ちのデメリットは、子どもの身体的・精神的な負担が大きくなることです。
放課後に複数の塾へ通うと通塾や授業に使う時間が増え、その分帰宅時間が遅くなりがちです。
睡眠時間やリラックスする時間が削られ、疲労が蓄積すれば集中力や学習意欲の低下につながります。
特に部活動や学校行事との両立をしている場合は、スケジュールが過密になり疲れも相当なものになりがち。
また、「あの塾の宿題も、この塾の課題もやらなければ…」とプレッシャーを感じ、ストレスを抱えるお子さんも少なくありません。
掛け持ちを検討する際は、学力アップだけでなく「無理のない生活リズムを保てるか」という視点も忘れずに持つことが大切です。
学習内容が重複する場合がある
複数の塾で同じ範囲を扱ってしまい、学習内容が重複するケースもあります。
たとえば、両方の塾で同じ単元の復習を行っていると、新しい知識を効率よく身につける機会が減り、子どもにとっては「同じことを何度もやっている…」というマンネリ感につながります。
また、塾ごとに教え方や指導方針が異なるため、かえって混乱してしまう恐れもあります。
実際、「同じ教科を別々の塾で習ったら、解き方が違って戸惑った」という声もあります。
一方の塾では「公式重視」、もう一方では「思考力重視」といったように考え方が異なると、子どもは「どちらを信じればいいの?」と迷ってしまうもの。
したがって掛け持ちする場合は、事前に各塾のカリキュラムや指導方針を確認し、指導内容が重ならないように工夫することが大切です。
費用が倍増する
当然ながら、塾を掛け持ちすればその分の費用もかかります。
入会金や授業料、教材費、模試代などがそれぞれの塾で必要になり、月々の経済的負担は大きくなりがちです。
特に個別指導塾を組み合わせる場合、1教科あたり月1万〜2万円程度の上乗せになるケースが多く、年間では数十万円単位の差が生じることもあります。
保護者としては「子どものために」と思っても、出費がかさめば家庭全体のストレスにつながりかねません。
まずは「どの科目をどの塾で伸ばすのか」を明確にして、費用対効果を意識した通塾計画を立てることが重要です。
自宅学習の時間を確保するのが難しくなる
塾を掛け持ちすると通塾日が増える分、どうしても自宅での学習時間が減ってしまいます。
しかし、学力を伸ばすうえで欠かせないのは「塾で学んだ内容を自分の中に定着させる復習時間」です。
もし復習や苦手克服に充てる時間が減ってしまうと、せっかく塾で学んだ内容が中途半端になり、結果的に成績が伸びにくくなってしまいます。
また、常にスケジュールが詰まっている状態では、子どもにとって勉強が「やらされている義務」のように感じられ、学ぶ意欲を失ってしまうこともあります。
塾を掛け持ちする場合は、必ず「週に◯日は自宅学習の日」といった余白を作りましょう。
メリハリのある計画で、塾と家庭学習のバランスを保つことが成績アップへの近道です。
塾を掛け持ちする場合の主なパターン

塾を掛け持ちする際、一般的には以下の4つのパターンがあります。
- 一斉指導塾+個別指導塾
- 一斉指導塾+志望校特化塾
- 総合塾+特定科目特化型塾
- 通塾+オンライン
以下からは、それぞれのパターンについて詳しく解説します。
一斉指導(集団指導)塾+個別指導塾
多い掛け持ちパターンが、一斉指導(集団指導)塾と個別指導塾の併用です。
集団塾では学校の授業よりやや難易度の高い内容をテンポよく進めるため、受験に必要な基礎力・応用力を体系的に身につけられます。
一方、個別指導では集団塾で理解が不十分だった単元を重点的に復習できるため、理解の穴を埋める学習が可能です。
たとえば、数学の計算ミスや英語の文法など特定の苦手分野を個別で強化して、全体の学力バランスを整える効果が期待できます。
なお、ブレストグループでは一斉指導塾として独自の「BRESTメソッド」を導入した『魔法の授業』により、講師と生徒の掛け合いでモチベーション高く学ぶ参加型スタイルの授業を行っています。
多人数でもなくマンツーマンでもない少人数クラスで、ゲーム感覚のやり取りや全員参加の仕掛けを通じて適度な競争心と「わかる楽しさ」を引き出す革新的な指導法です。
過去10年間で通塾した生徒2,460名のうち、9割以上が成績アップ(内申点・偏差値向上)を実現。
さらにブレスト独自の「チームティーチング」では、生徒一人ひとりの課題や弱点を「ゼロ」にするまで徹底的に解決します。 授業とは別に設けられた質問専用の時間で、複数の講師が配置され、生徒の疑問を即座に解消する特殊なスタイルです。
加えて、生徒・保護者・講師が一体となって目標と学習方針を設計する『作戦会議』を年4回実施しており、三者で戦略を共有しながら二人三脚で進めるため、指導の方向性にブレが生まれません。
ブレストでは「集団塾の活気」と「個別指導のきめ細やかさ」を両立した理想的な環境が整っており、掛け持ちのいいとこ取りを1つの塾で完結できます。
一斉指導塾+志望校特化塾
高校受験対策では、一斉指導塾で全体的な学力を伸ばしながら、志望校対策特化塾で最終仕上げを行うスタイルも人気です。
一斉指導塾(大手の集団指導型など)では幅広い学校に対応できる基礎~応用問題を扱い、総合的な学力を底上げします。
一方で志望校特化型の塾では過去問演習や出題傾向の分析、内申点対策など志望校ごとの対策に重点を置き、ピンポイントで合格力を鍛えることができます。
特に、都立高校や公立トップ校を目指す場合など各校の出題傾向に合わせた戦略が必要なときに効果的な組み合わせです。
志望校対策塾では「〇〇高校対策講座」など専門コースが設けられている場合もあり、受験直前期に短期集中で通うケースも見られます。
一斉指導塾で学んだ土台を活かしつつ志望校対策塾で演習量を積めば、自信を持って本番に臨めるものです。
総合塾+特定科目特化型塾
主要5教科すべてを指導する総合塾に通いながら、特定科目に特化した塾を併用するパターンも多く見られます。
たとえば、総合塾で全体のカリキュラムに沿って学びつつ、英語専門塾や数学専門塾で弱点克服に取り組む形です。
苦手科目の底上げはもちろん、逆に得意科目をさらに伸ばしたいお子さんにも意義深い方法。
特定科目特化型の塾では、単なる知識の習得にとどまらず英検・数検など資格試験対策や実践的トレーニングが取り入れられることも多いもの。
目標設定を伴う指導によってモチベーション維持にもつながります。
「総合塾でまんべんなく学習+専門塾で一点突破」という併用により、得意・不得意のバランスを整えつつ学力向上を図ることができます。
通塾+オンライン
最近では、通塾(対面授業)とオンライン学習を組み合わせる家庭も増えています。
通塾で教師から直接指導を受ける一方、オンラインでは映像授業やオンライン個別指導・質問サービスを活用し、移動時間を削減しながら学習量を確保できます。
特に地方在住で周辺に塾が少ない場合や、部活動との両立で夜遅くの通塾が難しい家庭には適した方法です。
オンライン塾は自分のペースで進められるため、予習・復習にも柔軟に対応可能です。
たとえば、通塾日は対面授業に集中し、帰宅後や塾のない日はオンライン教材で予習復習をする、といった使い分けができます。
こうした組み合わせにより、通塾の緊張感と自宅での効率学習を両立しやすくなり、忙しい中学生でも無理なく学習時間を生み出せるのです。
塾の掛け持ちが向いているケース

掛け持ちに向いているのは、次のような生徒です。
- 自分の得意科目と苦手科目を自覚している
- 日常的に自分から勉強できる習慣がある
- 家族がスケジュール管理をきちんとサポートできる
こうしたタイプの生徒は、2つの塾で習う内容を自分で整理しながら勉強できるため、効率よく実力を伸ばせます。
たとえば、特定の科目に顕著な苦手があり、その克服目的が明確にある場合や、学校+集団塾だけでは足りないと感じる場合などは併塾が効果を発揮しやすいです。
また、日頃から自律的に勉強する習慣が身についており、時間管理が得意なお子さんなら、複数の塾の課題やスケジュールもうまく消化できる可能性が高いです。
保護者も含めてスケジュール管理や進捗のサポートができれば、掛け持ちのメリットを最大限生かして成績を伸ばすことができるのです。
塾の掛け持ちが向いていないケース

一方、次のような場合は掛け持ちでかえって成績が下がる恐れがあります。
- 通塾時間が長くなり、睡眠や家庭学習の時間が減る
- 各塾の授業内容や方針が違い、混乱してしまう
- 宿題が増えすぎてどちらも終わらない
こうした状況では、1つの塾に集中して学んだほうが身につきやすく、学力も安定します。
時間的・体力的に余裕がない場合、無理に掛け持ちすると疲労やストレスが蓄積し逆効果になりかねません。
また、異なる塾のやり方に適応できず勉強の方針が定まらなくなってしまうお子さんもいるはず。
自己管理が苦手で宿題を抱え込んでしまうタイプだと、複数の塾の課題をこなせず成果が出ない可能性が高いです。
掛け持ちは「時間・内容・管理」の3点が整って初めて成功するものです。
どれか一つでも難しいと感じる場合は、無理をせず現在の塾での学習に注力するほうが得策です。
塾の掛け持ちで成績を伸ばすためのポイント

塾の掛け持ちで成績を伸ばすポイントは以下の通りです。
- 学校・塾・家庭での学習バランスを可視化する
- 各塾の授業内容をノートやアプリで一元管理する
- 模試やテストで結果を比べ、どちらの塾が合っているか見直す
以下からは、各ポイントそれぞれを詳しく見ていきましょう。
学校・塾・家庭での学習バランスを可視化する
塾を掛け持ちすると、学校・塾・家庭学習のスケジュールが複雑になりやすくなります。
成績を伸ばすには、まず「1週間のうち、どの時間にどんな学習をしているか」を明確に把握することが重要です。
おすすめは、1週間の学習予定をカレンダーや時間割表に書き出して可視化することです。
具体的には以下の項目を一覧にしましょう。
- 学校の授業・宿題
- 塾Aの授業・宿題
- 塾Bの授業・宿題
- 家庭での復習・テスト対策
こうした項目をひと目で確認できるようにすれば、「勉強しすぎ」「復習が足りない」といった偏りに早めに気づけます。
特に、もし塾同士で宿題や課題の提出日が重なる場合には、どちらを優先するか計画を立てて調整することがポイントです。
たとえば「今日は塾Aの復習を中心にやろう」「週末は塾Bの模試対策に充てよう」といった具合に、事前に予定を組んでおけば課題に追われることも減ります。
スケジュール帳や勉強管理アプリを活用して無理のない計画を立てれば、複数の塾を掛け持ちしていても学習効率がぐんと上がるわけです。
各塾の授業内容をノートやアプリで一元管理する
塾を掛け持ちしていると、それぞれの塾で扱う教材や授業の進度が異なるため、「この単元はどの塾で習ったっけ?」「同じ問題をまた解いている気がする…」と混乱してしまうお子さんも少なくありません。
こうした状況を防ぐには、学習内容をまとめて管理する仕組みを作ることが大切です。 方法としては、以下の工夫が挙げられます。
- 授業ノートを「塾別」ではなく「科目別」に一本化して書く
- どの塾で、どの範囲を学んだのかを専用の記録表にメモする
- スマホやタブレットの学習管理アプリ(例:Studyplusなど)で日々の学習内容・進捗を記録する
ノートを科目ごとにしておけば、「今週は数学で塾Aが二次方程式、塾Bが関数を教わった」と後からでも整理でき、同じ内容を重複して学習していないかチェックできます。
学習内容を一元管理すれば、塾ごとの勉強が点ではなく一本の線につながり、知識の定着と理解の深化が進みます。
また、記録を保護者も確認できる形にしておくと、お子さんの状況に応じて「こちらの塾の復習を優先しようか」などと的確なサポートがしやすくなるものです。
模試やテストで結果を比べ、どちらの塾が合っているか見直す
塾を掛け持ちしても、どちらの塾が自分に合っているかは実際に結果を見て判断しなければわかりません。
そのため、模試や定期テストの結果をもとに効果を客観的に確認することが大切です。 具体的には、以下の視点で比較しましょう。
- 塾Aで学んだ内容がテストの得点アップにつながっているか(例:塾Aで習った英作文のコツで英語の点数が上がったか)
- 塾Bの解法や解き方が理解しやすく、応用問題で活かせているか(例:塾Bで教わった数学の解法で難問が解けたか)
- 宿題や課題の量・質は自分に合っているか(無理なく消化でき、力になっているか)
こうして振り返ってみると、塾の掛け持ちが「本当に効果的か」「今後どちらをメインに据えるべきか」が見えてきます。
場合によっては、成績の伸びに寄与していない塾は思い切ってやめてしまい、一つの塾に集中したほうが良いこともあります。
定期的に結果を検証しながら、お子さんにとって最適な学習環境を選び取ってください。
塾の掛け持ちに迷うくらいなら、理想の高校受験対策をブレストグループで!

塾を掛け持ちするのは、明確な目的と徹底した管理のバランスが取れている場合にのみ効果的です。
目的があいまいなまま複数の塾に通ってしまうと、時間も費用もお子さまの努力も浪費しかねません。
本当に大切なのは「掛け持ちすること自体」ではなく、「一つの塾の中でどれだけ多面的に学べるか」という点です。
ブレストグループでは、全員が主役になれる双方向型の授業で、生徒はワクワクしながらも競い合い、「授業が楽しいだけでなく成績もきちんと伸びる」という理想を体感できます。
個別フォローの精度は専門特化型の塾に匹敵し、一人ひとりの課題に合わせて講師陣がとことん向き合います。
そこに加えて、生徒・保護者・講師が一丸となって目標と対策を練る『作戦会議』を通じて進路設計を行うため、進む方向にブレがありません。
つまり、ブレストでは掛け持ちの「いいとこ取り」を実現できます。
刺激的な授業、多面的なフォロー、そして目標に合わせた戦略立案を一つの塾の中で完結できるのです。
複数の塾を渡り歩く必要は、もうありません。
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