
「夏休みは入試の天王山」「夏を制する者は入試を制す」などと言われますが、夏休みの勉強が大切なのは、受験生だけではありません。
中学1、2年生も、夏休みをどう活かすかで、2学期からの学力が違ってくるのです。
しかし、普段から子どもが塾に通っていない方は、夏期講習だけ行かせて本当に意味があるのか?と感じる保護者も多いかもしれません。
そこでこの記事では、中学生の夏期講習の実態、学年別の目的、夏期講習のメリット・デメリット、夏期講習の期間、費用相場、選び方など、中学生の夏期講習について徹底的に解説していきます。
中学生は塾の夏期講習に通ってる?みんなの実態を紹介

まずは、中学生の夏期講習への通塾データなどを見ていきましょう。
中学3年生は半数以上が夏期講習に通っている
下図は、株式会社イオレの調査によるグラフです。

引用元:株式会社イオレ
この図を見ると、夏期講習に通わせる予定のご家庭は約3割となっています。
小学生から高校生までを対象としているため、このような結果となっていますが、補足説明によると、小中高と学年が上がるにつれて増加傾向にあり、最も多かったのは、中学3年生で、53.8%と半分以上のご家庭が夏期講習に通わせているという結果になりました。
夏期講習で成果が出る中学生には特徴がある
夏期講習に通っても、成果が出る生徒と、出ない生徒がいます。
夏期講習に通って成果が出る生徒には、以下のような特徴があります。
自主学習を講習後にも続けている生徒
夏期講習に通うだけでは、夏休みの勉強は不十分です。
学校の宿題もたくさんありますし、自分で勉強する習慣をつけなければ、2学期以降も勉強を続けることは難しいでしょう。
夏期講習をきっかけにして、勉強する習慣がつき、講習が終わった後も、自主的に学習できるようになれば、継続して塾に通わなくても、大きな成果が出るようになります。
講師に積極的に質問できる生徒
夏期講習では、初めて出会う塾講師とやり取りする必要があります。
集団の中でも、個別でも、塾講師に積極的に質問できる生徒は、夏期講習を通して飛躍的に伸びるでしょう。
しかし、質問ができないと、わからないところなどがそのままになってしまい、せっかく夏期講習に通っても、あまり成果が出ないかもしれません。
一斉指導(集団指導)でも、後で個別に質問に行くこともできますし、とにかくわからないところがあれば質問できる、という力があることが重要です。
志望先がはっきりしている生徒
志望校がはっきりと決まっていれば、その学校の入試合格実績がある塾の夏期講習に通うことで、同じようなレベルの仲間と競い合って切磋琢磨し、より学力が磨かれますし、学習意欲も増します。
大手の塾であれば、模試も実施しているので、それを受けることで、現在の自分の学力を客観的に把握することができ、あとどれだけ頑張らなければならないか、はっきりわかります。
したがって、夏期講習だけ通ったとしても、それ以降も志望校に向けて勉強を進める基盤を作ることができます。
中学生が夏期講習のある塾に通う学年別目的

中学生が夏期講習に通う目的は、1年生〜2年生と、3年生では異なります。
そのため、ここでは、1年生〜2年生と3年生に分けて、夏期講習に通う目的を解説していきます。
中学1年生〜2年生が夏期講習で塾に通う目的
中学1~2年生が夏期講習に通う目的は、主に以下の2つです。
- 苦手科目・弱点の克服
- 学習習慣の形成・維持
それぞれ詳しく見ていきましょう。
苦手科目・弱点の克服
1年生〜2年生のうちにしておきたいことは、それまでの学習で、不十分だったところを克服することです。
勉強は、一つひとつの学習の積み重ねです。
これまでに学習した内容をベースとして、後から学ぶ学習項目を理解することができるようになります。
そのため、一つでも修得していない内容があれば、後の単元の理解に支障が出る可能性があります。
特に、学校の授業にもついていけないほどの苦手科目や弱点がある場合は、夏期講習で、とにかくその部分を集中的に学習して、遅れを取り戻しておく必要があります。
一斉指導(集団指導)塾では、どの教科もまんべんなく予習しますが、個別指導塾であれば、その子の苦手な部分や弱点を集中的に取り組むことができます。
したがって、どの科目もまんべんなく不十分なところがある場合は、学校のカリキュラムについて補いをしてくれる一斉指導塾の夏期講習に通う手段も。
一方、一科目だけ苦手、この部分だけが苦手、などムラがある場合は、個別指導塾の夏期講習を選ぶと良いでしょう。
学習習慣の形成・維持
日頃から、家で学習する習慣がない生徒には、夏期講習はうってつけの機会です。
学校がない夏休みは、だらけてしまいがちですが、夏期講習に通うことによって、勉強する習慣が身につきます。
夏休みにほぼ勉強せず、最後になって宿題だけ一気に片付ける子と、夏休み中夏期講習に通って、今までの復習や苦手科目の克服をし、2学期の予習までしている子とでは、2学期になって差がつくのは一目瞭然です。
中学生になると、夏休みの過ごし方が後の成績に影響を及ぼすのです。
夏休みの間、一週間だけでも夏期講習に通うことで、その後の学習に大きな差が出ます。
2学期の予習・準備
夏期講習では、今までに習った項目の復習と同時に、2学期に習う範囲の予習もします。
そのため、2学期に順調に学習のスタートを切ることができます。
2学期は学習内容が難しくなる時期。
不登校が増加しやすいという指摘もあります。
そこで、予習を通じて自信をつけることは、心理的な不安を軽減する一助になる可能性があるのです。
中学3年生の夏期講習で塾に通う目的
中学3年生は、受験生ですので、夏期講習に通うのはある意味当然です。
「夏休みは入試の天王山」と言われますが、まさしくその通りで、夏休みにいかに勉強したかによって、受験に大きな差が出てきます。
中学3年生で夏期講習に通う目的は、以下の3つです。
- 今までに習ったことの総復習
- 志望校対策
- 2学期以降の先取り学習
それぞれ詳しく見ていきましょう。
今までに習ったことの総復習
中3では、今までに習ったことの総復習をします。
入試では、中3で習ったことが出るわけではなく、中学で習ったことすべてが対象です。
そのため、今までに習ったことの中で、わからなかったところや、疑問に思っていたところがあれば、夏休みのうちに克服しておくべきです。
夏期講習で塾に通うと、一斉指導塾でも個別指導塾でも、講師に質問することができます。
その日に習った内容でなくても、自分の中で消化できていない点があれば、積極的に質問してみましょう。
2学期からは、毎月模試も行われるので、苦手な部分は夏休みのうちに克服する必要があります。
今までに習ったことの中でわからない部分がないようにしておきましょう。
志望校対策
中3の夏休みともなれば、志望校はある程度絞れてきているはずです。
したがって、志望校対策も夏期講習の目的の一つとなります。
志望校対策は、以下のような内容で、難関校になればなるほど、必要な対策ばかりです。
内申対策
内申点は、中3の2学期の成績で決まります。
そのため、たとえ1学期の成績が悪くても、2学期で巻き返せれば、十分内申点を上げることが可能です。
高校入試では、内申点も重視されるので、2学期の成績は重要です。
高校入試においては、各都道府県の教育委員会が定める「入学者選抜実施要綱」に基づき、内申点(調査書点)は学力試験と並んで評価対象となります。
たとえば、東京都の令和6年度入試要綱では、学力検査点700点満点に対し、調査書点300点満点とされ、全体の約3割を占めるのです。
塾の夏期講習では、これまでの総復習に加えて、2学期の予習もするので、内申対策ができます。
過去問演習
塾によっては、夏期講習で志望校の過去問を解かせてくれるところもあります。
特に難関校は、学校によって傾向と対策が違うことが多いので、塾の持っている情報やノウハウは大いに役立ちます。
過去問は、学校では決して勉強しないので、塾で過去問を解くことで、自分がどれくらい志望校に近づいているのか知ることができ、その後の学習意欲に繋がるでしょう。
模試対策
2学期になると、たいてい毎月模試が行われます。
その模試の形式に慣れていないと、初回は予想より大幅に低い点数を取ってしまうことがあります。
塾の夏期講習では、模試対策も同時に行うので、模試の形式に慣れ、初回から余裕を持って臨むことができるのです。
2学期以降の先取り学習
中3の2学期は、内申点に関わる重要な時期です。
入試での内申点は、多くが中3の2学期の成績で決まるからです。
そのため、2学期以降の先取り学習をしておくことで、2学期の学習において先鞭をつけることができ、最初から優位に立てるでしょう。
このことは、生徒の自己効力感を増し、その後の学習意欲にもつながるため、とても重要です。
中学生が塾で夏期講習するメリット

ここでは、中学生が塾で夏期講習を受けるメリットについて解説していきます。
中学生が塾で夏期講習を受けるメリットは、以下の4つです。
- 生活リズムを整え、学習習慣を維持することができる
- 苦手科目や弱点分野を集中的に克服できる
- 先取り学習をすることで、2学期から授業で有利になる
- 志望校合格に向けた準備をしつつ、モチベーションのアップを図れる
以下から、それぞれ詳しく見ていきましょう。
生活リズムを整え、学習習慣を維持することができる
夏休みは、暑いし学校もないので、ついダラダラして、昼夜逆転してしまう子もいます。
しかし、夏期講習に通えば、エアコンのついた涼しい部屋で、きちんと学習する習慣がつき、ちゃんと朝起きて、夏期講習に通うということで、生活リズムも整えることができます。
勉強の仕方が身につく
塾は、勉強に関するノウハウをたくさん持っています。
よく「勉強の仕方がわからない」と言って、ひたすら教科書を読み込む子などがいますが、効果的でないことが多いです。
塾の講師は、どうやって勉強したら効率よく学習内容が身につくのか、そのノウハウやコツを心得ています。
したがって、塾の夏期講習に通うことで、勉強の仕方がわかり、その後続けて塾に通わなくても、自力で勉強する力が身につきます。
時間管理方法が身につく
夏期講習に通うことで、一日のうちどの時間にどれだけ勉強するかを決めることができます。
部活や他の習い事などと両立させたり、旅行などのレジャーとどう組み合わせるかなどを考えることで、スケジュール管理・時間管理の方法が身につきます。
苦手科目や弱点分野を集中的に克服できる
夏期講習は、苦手科目や弱点分野を集中的に克服するチャンスです。
特に、国語・英語・数学など受験で主に必要になる教科が苦手なら、夏休みのうちに夏期講習に通って、克服しておくのがベストです。
苦手科目は、ただでさえ自分で勉強するのはハードルが高いでしょう。
その上、一人で勉強していたら、わからないところがあった時に、対応できず、学習が滞る恐れがあります。
しかし、夏期講習に通って、講師の説明を受けたり、質問したりすれば、効率的に理解できるようになります。
先取り学習をすることで、2学期から授業で有利になる
夏期講習では、2学期以降の先取り学習も行うため、2学期から学校の授業で有利になります。
学校の授業がわからないと、学校に行きたくないという気持ちが増し、急に学習内容が難しくなる2学期から不登校も増えますが、夏期講習で先取り学習しておくことで、勉強への不安がなくなり、授業もわかるようになるので、学校にも行きやすくなるでしょう。
志望校合格に向けた準備をしつつ、モチベーションのアップを図れる
中学1~2年生は、まだ志望校は決まっていないかもしれませんが、何となく「この辺を目指したい」というのはあるでしょう。
中学3年生でまだ志望校が決まっていない子も、だいたいのラインは意識していることが多いです。
ベネッセ教育研究開発センターの調査(2011年)によれば、高校受験を「中3の初め頃までに意識し始めた」生徒は61.4%にのぼっており、多くの中学生が夏休み以前から進路に向けた心構えを持ち始めていることがわかります。
志望校に向けての準備(過去問を解く、模試を受けるなど)をすることで、志望校や今の自分の立ち位置をはっきりと意識することができ、モチベーションアップにつながるので。
塾によっては、模試のフォローが充実している
毎年の過去問を分析して、傾向と対策もバッチリ練っている塾もあります。
模試も、その塾独自の模試を実施しているところもあります。
そういった塾では、模試の解答解説なども行っており、模試結果の解説や弱点の分析など、実践的なサポートを受けられる点が特徴です。
ただし、過去問や模試のデータは、ほとんどが模試会社など外部機関から提供されているため、塾の規模による情報量の差はほとんどありません。
どの塾でも必要な情報は得られるため、情報量の多寡よりも、活用方法やフォロー体制の違いに注目するのがおすすめです。
同じ志望先のライバルがいることで、やる気につながる
一斉指導(集団指導)塾では、志望校が同じライバルがいることで、競争心や、やる気に火がつく可能性が高いです。
他の生徒が頑張っている姿を見ることで、「自分も頑張らなければ!」という気持ちになります。
特に難関校を目指す生徒は、同じ志望校を目指すライバルと競い合い、切磋琢磨することで、学習意欲がどんどん高まっていくでしょう。
中学生が塾で夏期講習するデメリット

中学生が塾で夏期講習を受けるデメリットは、以下の4つです。
- 部活や旅行など、課外活動との両立が難しい
- 学校の宿題と夏期講習で子どもの負担が多くなり過ぎる
- 子どもとの相性が合わない塾もある
- 一度に大きな出費になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
部活や旅行など、課外活動との両立が難しい
特に1年生〜2年生は、部活が忙しい場合が多く、また家族で旅行に行くなどの計画とも、両立が難しくなります。
ただ、夏期講習と言っても、夏休み中ずっと続くわけではないので、部活や家族と両立できるスケジュールの塾を選ぶこともできます。
学校の宿題と夏期講習で子どもの負担が多くなり過ぎる
昨今は、学校の宿題が多く、「休みが休みじゃない!」という声も多く聞きます。
その上、塾の夏期講習が入ったら、子どもにとっては勉強漬けの毎日で、ちっとも楽しい夏休みを過ごせなくなってしまうかもしれません。
学校の宿題が多くて、あまりにも子どもの負担が多くなり過ぎるようであれば、無理に夏期講習を受ける必要はないといえるでしょう。
通わせないという選択肢も正解になりうる
部活や家庭の都合で夏期講習に通えない場合でも、家庭学習で十分に力を伸ばせるケースもあります。
たとえば、学校の成績が安定しており、家庭で自発的に学習する習慣が身についているケース。
こうしたときは、通信教材や市販の参考書を活用することで学力を維持・向上できます。
最近では、アプリをはじめとしたオンライン学習サービスも充実しています。
子どもとの相性が合わない塾もある
一斉指導が合わない子どもや、個別指導でも先生との相性が合わない場合があります。
そういう塾に入れてしまうと、子どもは学習意欲を削がれ、逆に勉強嫌いになってしまう可能性もあります。
したがって、夏期講習だけでも、体験授業を実施しているなら、まずそこから入るようにしましょう。
一度に大きな出費になる
「中学生向け塾での夏期講習の費用相場」の章で詳しく述べますが、夏期講習は一度に大きな出費になります。
塾によっては、分割で払えるところもありますが、たいていは一括払いです。
大手の塾では、10万を超えるところもあり、親にとっては大きな痛手になるでしょう。
ただし、目的に応じて必要な科目だけに絞ったり、オンラインを活用するなど、出費を抑える手段もあります。
さらに、夏期講習の費用がどうしてもネックになるご家庭には、地方自治体が行っている「学習支援事業」や、生活保護世帯向けの「教育扶助制度」(生活保護法第11条)といった公的支援制度の活用も視野に入れてもいいのではないでしょうか。
たとえば、塾代補助制度や学習支援クーポンなどを実施している自治体もあります。
お住まいの地域の市役所や教育委員会に問い合わせてみることで、利用可能な制度を確認できます。
中学生向け塾での夏期講習の期間

中学生向けの塾での夏期講習の期間は、以下のようなものになります。
| 学年 | A塾 | B塾 | C塾 | D塾 | E塾 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中一 | 10日間 | 10日間 | 12日間 | 15日間 | 16日間 |
| 中二 | 10日間 | 15日間 | 12日間 | 15日間 | 24日間 |
| 中三 | 16日間 | 20日間 | 24日間 | 27日間 | 25日間 |
※夏期講習の期間は、学年や塾、コース(レギュラー、進学、難関校など)によって異なります。
中学生向け塾での夏期講習の費用相場

中学生向けの塾での夏期講習の費用相場は、以下のようなものになります。
| 学年 | 日数 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 中一 | 10~16日間 | 5万~8万円程度 |
| 中二 | 10~16日間 | 5万~15万円程度 |
| 中三 | 20~25日間 | 10万~24万円程度 |
この他に、教材費や入会金、模試代などの追加費用が掛かる場合があります。
教材費は、一斉指導塾では講習費に含まれることが多いですが、個別指導塾では、生徒に合わせたテキストを使うため、別途5千円〜1万円程請求されることもあります。
通っていない塾で夏期講習だけ受ける場合は、入会金がかかることもあります。
入会金の費用相場は、1万円〜2万円です。
費用に差が出る理由は、一斉指導塾か個別指導塾か(個別指導塾の方が高い)、日数、科目数などによります。
中学生向け塾での夏期講習の選び方

中学生向け塾での夏期講習の選び方のポイントは、以下の4つです。
- カリキュラムや学習のレベルが子どもに合っているか
- 個別指導か一斉指導か
- 保護者ときちんと連携するか
- 費用が予算内に収まるかどうか
以下からは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
カリキュラムや学習のレベルが子どもに合っているか
カリキュラムや学習のレベルが子どもに合っているかどうかは、一番大事なポイントです。
夏期講習を行っている塾はたくさんあり、コースもさまざま。
つまり、子どもの通う中学校ごとの進度や教科書に対応しているかどうかも、大切なチェックポイントなのです。
複数の中学校の生徒が混在している塾では、進度のズレが生じやすいため、自分の学校に合わせた学習計画が組めるかどうかを確認しておきましょう。
そこで、以下2つのケースを参考に、子どものレベルに合った講習を選んでください。
苦手克服型の塾を選ぶべきケース
苦手科目があって、学校の成績が平均以下の場合は、苦手克服型の塾を選びましょう。
そもそも苦手科目ばかりで、全部平均以下という場合は、個別指導で全科目やるとなると、かなりの金額がかかるので、一斉指導(集団指導)の補習塾がおすすめです。
苦手科目が一つか二つなら、個別指導塾もおすすめできます。
受験対策型の塾を選ぶべきケース
特に苦手科目がなく、難関校の受験を目指している場合は、受験対策型の塾を選びましょう。
1、2年生でも、勉強が得意で学習意欲が高いなら、ハイレベルな授業を行う受験対策型の一斉指導塾がおすすめです。
一般に、塾はカリキュラムが固定されていると思われがちですが、実際には特定の中学校に合わせて指導内容を柔軟に調整してくれる塾も増えています。
特に、単一中学の生徒が多く通う塾では、学校の進度に沿った対策を講じてくれることが期待できます。
個別指導か一斉指導か
個別指導と一斉指導は、合う子と合わない子の特徴がはっきりしています。
以下のように、子どものケースごとに、それぞれ当てはまる塾を選びましょう。
個別指導の塾を選ぶべきケース
個別指導の塾が向いている子の特徴は、以下の通りです。
- マイペースで、一人でなんでもやりたい子
- コミュニケーションが苦手で、集団に合わせるのがしんどい子
- 苦手科目と得意科目の差が激しいなど、学力にムラがある子
- 部活や習い事で忙しく、夏期講習では時間の自由度を優先したい子
個別指導は自分のペースで進められる反面、まわりと競い合う環境ではないため、学習スピードが緩みやすいという面もあります。
特に、普段から「追い込み型」で力を発揮するタイプの生徒には、一斉指導のような緊張感がある環境の方が合っている場合もあります。
なお、個別指導と一口にいっても、講師1人に生徒が2~3人つく「複数:1形式」が一般的です。
こうした複数形式も「個別指導」と呼ばれますが、完全に1対1で指導する「個人指導」とは異なるもの。
また、塾によっては講師が大学生アルバイトの場合もあり、研修や教え方に差が出ることもあります。
さらに、講師が一人ずつ机を回って対応する巡回系の塾もあるため、つきっきりの指導をイメージしていると、「思っていたのと違う」と感じる保護者も少なくありません。
一方、完全な1対1で行われる「個人指導」は、より手厚い対応が可能ですが、料金が高くなる傾向があります。
塾によって定義や形式が大きく異なるため、講師の指導経験や研修制度、担当体制なども事前に確認しておくと安心です。
一斉指導の塾を選ぶべきケース
一斉指導の塾が向いている子の特徴は、以下の通りです。
- 学習意欲が高い子
- 志望校の目標が定まっている子(特に難関校)
- コミュニケーション力・協調性が高く、集団になじみやすい子
- 競争が好きな子
なお、一斉指導の塾を検討する際は、誰が教えてくれるかも確認ポイントの一つです。
大手塾では、個別指導の例にもあったように、大学生アルバイト講師が担当するケースも多く見られます。
しかしながら、私たちブレストグループは、全講師を社員で構成。
講師の質が安定していると、指導内容のブレが少なく、授業全体の完成度も高まります。
一斉指導の特性と講師の質の両方がそろうことで、より高い学習効果が期待できるのです。
保護者ときちんと連携するか
たとえ夏期講習だけの受講であっても、きちんと保護者と面談をしてくれる塾は、対応が丁寧だといえるでしょう。
特に、夏期講習で様子を見て、いけそうだったら継続して通うことを考えているなら、塾側の保護者との連携の態度は、しっかり見極めましょう。
費用が予算内に収まるかどうか
どんなに良い塾でも、ご家庭の予算内に収まらなければ、通わせることはできません。
予算内で、どれだけ子どもの学力をアップさせることができるか、日数や科目数、カリキュラムと照らし合わせて、よく確かめてみましょう。
夏期講習は一気に中学生の学力アップを狙える!体験授業で塾を比較しよう

中学生向けの塾での夏期講習について解説してきました。
夏期講習は、うまく子どもにハマれば、一気に学力アップを狙えるチャンスです。
まずは体験授業に行き、子どもに合うかどうか試してみましょう。
実際に、体験授業を通じて、相性を見極められる塾もあります。
たとえば、私たち神奈川県のブレストグループでは、少人数一斉指導個別対応という独自方式で指導し、無料体験も実施中です。
講師との相性を確認した上で、納得してご検討いただけます。
ブレストグループでは、過去10年間で2,460名中9割以上の生徒が「内申点」と「偏差値」の両方をアップさせた実績があります。
一人ひとりに向き合う細やかな対応と、他塾では真似できない上昇率こそが、多くのご家庭に選ばれている理由です。
地域に密着しながらも圧倒的な成果を出している塾として、ぜひ比較の一つに加えてみてください。











